KENSO BLOG

島根県出雲市の建築会社です。 一生に一度の家作りのために、一所懸命な社員達が綴るオリジナルブログです。

夏の暑さ対策には庇が大事

最近は窓の性能がどんどん上がってきています。

アルミ樹脂複合サッシに樹脂サッシ。
ペアガラスにトリプルガラス。
Low-Eガラスの遮熱やら断熱やら。
アルゴンガス入りだのクリプトンガス入りだの真空だの。

正直、一般の方には聞き馴染みのない言葉ばかりで混同されることも多いかと思います。
確かに日本の窓は世界各国に比べ性能面で遅れをとっていて、「窓後進国」と言われたりもしています。
ようやく日本も窓の性能が上がってきて日本の住宅の快適性は確実に良くなってきていますが。

ただ、窓の性能の上げることと同じくらい、もしかしたらそれ以上に大切なことがあります。

それは『軒や庇をつけること』
軒や庇があることで窓自体に夏の暑い日差しが当たるのを防ぎ、室内温度が上がることを防いでくれるのです。

簡単に比較しやすいようにシミュレーションしてみました。
動画の左が軒あり(軒の長さ90cm)、右のは軒なし。


まずは夏至。
夏はできるだけ室内に陽射しを入れないようにすると室内温度が上がりにくくなります。

左の90cm軒がある方は全く室内に日が入っていないのがよくわかります。
要はどんな窓の性能を上げても、日が当たってしまえば中に熱が伝わってくるということ。
窓の性能が多少、低くても軒がある方が夏の暑さ対策には有利なのです。


続いて冬至。
夏至とは逆に冬はできるだけ室内に陽射しを取り込み、室内を暖めることが大切です。

シミュレーション動画を見ても分かるように、、軒有りでも冬はしっかり室内まで日が入ってきています。


これは季節によって太陽高度が変わるという自然の摂理を上手く使って、庇によって日射をコントロールしているからです。
biohousem-1.jpg
絵にもあるように夏は太陽が高く、冬は太陽が低くなるので、夏は庇が太陽を遮り、冬は太陽を取り込むことができるのです。

説明が下手なのでわかりにくい部分もあったかもしれませんが、ご容赦ください(汗)
昔の日本の住宅は軒が深く、とても良く考えられた設計になっています。
今の時代でも、気候風土は大きく変わっていません。
先人たちのように、自然と上手く利用し、自然と一緒に暮らすパッシブな考え方も住宅設計においてはとても重要なポイントです。

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